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<代表選出馬の決意>
”一揆”から”潮流”へ…間違っているのは、あなたではなく、この国の政治です

 一揆は鎮圧されるから一揆と呼ばれるのです。国会議員を8名有するれいわ新選組は、いまや地方議会にも広く進出し、鎮圧することが不可能なほど大きく広がっています。山本太郎氏が始めたたった一人の”一揆”は、そのさざ波がすぐに大波となり、そして”運動”となり、いまや”潮流”となって列島全土に広がろうとしています。日本憲政史上、これほどの短期間で党勢を拡大させた国政政党は、れいわ新選組以外に例がありません。世界史的にも極めて特筆すべき現象が、まさに令和の日本で起こっているのです。

”一揆”の時代から”潮流”の時代に。西暦2029年までに、れいわ新選組は非自民からなる連立政権に参画することを目標とします。そのためには党も組織も、大きく変わるべき時が来ました。良い部分は残して、不十分な部分を改良することでさらに大きくなることができるのです。

 れいわ新選組を左派ポピュリズム政党という人がいます。極左だ反日だ、という人もいます。しかしよく考えてください。当たり前の正論を述べることのどこがポピュリズムなのでしょうか。日本のため、社会のため、人々の幸せのためになされる政治活動のどこが「左派・極左」なのでしょう。取ってつけたように「保守」を自称し、国を守る!とか、この国の未来のために!と叫んできた政治家や政党が、実際にはどれほどこの国の民主主義と社会を破壊してきたでしょうか。どれ程の人を絶望の淵に追いやり、この国の未来の可能性を閉ざしてきたのでしょうか。誰が本当の「反日」なのか、言うまでもないのです。

「右も左もどっちもどっちだ」という姿勢は中道ではなく、日和見といいます。或いは保身と言います。問題なのは右か左かではなく、物事の本質を見極め正論を言い続けるその姿勢です。それを言う政党こそが真の「中道」なのです。れいわ新選組は常に正論を言い続けることのできる、間違ったことにNOを言い続けることのできる、現代日本政治史の中で唯一まっとうな正統中道政党なのです。

『世の中に、正しいことぐらい強いものはありません』―。『あたらしい憲法のはなし』の一節です。敗戦後、陸海の軍隊を解体した日本は、本当に軍隊無しで国を守ることができるのだろうか?という疑問に対して「心配しなくていい」という文脈で答えたものです。たしかにれいわ新選組は業界団体も、宗教組織も、大企業も味方ではないかもしれない。与党に比べるとその基盤は相対的に弱いかも知れません。しかし何を恐れることがありますか。間違っているのは、あなたではなく、この国の政治です。正しいことぐらい強いことは無いのです。正しいことを言い続けてきたことをいまこそ誇りに思うべきです。正々堂々とこの道を突き進めばよいのです。

 大きくなりゆくれいわ新選組は、そろそろ、もろもろの誤解に正面から対抗しなくてはいけない時期が来ました。れいわ新選組を戦略的に、更に宣伝することは、この先とても重要なことです。私は国会議員でも地方議員でもありません。単なる作家、評論家に過ぎません。しかし私は政治評論をやって10年以上、これほどの希望を見いだせる政党はれいわ新選組以外にない、そう確信しました。

 党代表選挙にはれいわ新選組所属の議員でなければならない―という条件は一切ありません。公党の代表選挙は広く民主的に行われるべきです。政党内の閉鎖的な風潮はすぐさま他者から感づかれます。「所詮身内の儀式でしょ」、と思われた瞬間、政党は衰微します。それで良いのでしょうか?れいわ新選組が非自民連立政権に参画するのであれば、仮に党外出身者からの意見であっても、柔軟にくみ取る多様性が必要なのです。あらゆる大衆政党は、基本的な理念を共有しつつも、各論では意見の違う他者を巻き込んで、それを「ごった煮」的に包摂することで大きくなりました。れいわ新選組も、そろそろこの段階に近づきつつあるのです。

 外部からの”新風”は必ずれいわ新選組を大きくさせます。私の訴える党改良方針に賛同していただき、それこそがれいわ新選組が近い将来、連立政権に参画するための最も順当な近道だと思う方―。是非れいわ新選組、支持者の皆様の熟慮の上で、どうか古谷経衡(ふるや・つねひら)への投票をお願いするところです。れいわ新選組が更に発展できるかどうかの歴史的分水嶺にあって、どうぞ私のような人間の意見に耳を傾けていただきたいと思います。れいわ新選組の更なる飛躍と発展を願って。(2022年11月末日、古谷経衡)

参考→拙稿『保守層からも熱視線~れいわ新選組と山本太郎氏~

”私と政治”―保守とは何か。小コラム

私が政治に強い興味・関心を持ったのは小学校4年生の時です。政治動向の観察が私の趣味でした。以来、私は日本政治を徹底的に考察し、批評してきました。20代後半で商業作家になって10年以上になりましたが、これまで28冊(2022年12月現在)の単著を世に出し、日本社会における民主的自意識の醸成に微力ながら寄与してきたつもりです。

 私自身の政治姿勢は徹底して「保守」です。しかしながら近年、「保守」が安売りされた結果、保守=差別主義者、復古主義者というレッテルが張られてまいりました。大変に嘆かわしい状況です。本来の「保守」とは、18世紀のイギリスの政治家、E・バークを始祖とする考え方です。バークはその著書『フランス革命の省察』の中で、「理性に基づいた急進的な社会改良」を批判しました。

 つまり「保守」とは、中国や韓国が嫌い、朝日新聞が嫌い、などという姿勢とは「まったく関係がありません」。保守とは本来、国を愛し、社会を愛し、伝統的価値観を護り、人々の暮らしを最大限尊重・保護する姿勢そのものであり、排外主義とは一切関係がないばかりか、そのような民主主義を破壊する差別的思想と対峙(たいじ)するものです。

 そういった意味で、長年私は既存政党を批評してきましたが、現状の政治状況の中でもっとも愛国的で保守的な政党こそ”れいわ新選組”であると断言できます。れいわ新選組こそ真の愛国政党であり、最も保守的な大衆政党であると確信を持って言えます。

 かけがえのない国民の生活を守る、更には国土を守り、アメリカの意志に従属することなく対米自立を達成する―、こういったれいわ新選組の主張こそ真の保守であり、真の愛国者です。なぜれいわ新選組が「左派ポピュリズム」とみなされるのか、私にはわかりません。左派でもポピュリズムでもない、当たり前のことを言っている政党がれいわ新選組であり、この国で最も国と社会の未来を憂う保守政党、愛国政党であります。

「国を愛するものは”自称保守”と”れいわ新選組”のどちらなのか?」。いわずもがな答えは後者であります。今後、れいわ新選組を「ポピュリズム」や「左派」などと貶める言説、不当な批判、誹り(そしり)に一致結束して反駁(はんばく)していこうではありませんか。れいわ新選組が強くなることが、この国を救う根幹になるのです。(2022年11月末日、古谷経衡)

<れいわ新選組は”今後も”「民主集中制」を採用しません>

 れいわ新選組と日本共産党は、その政策において全面的ではありませんが、少なからず共通点を有します。しかし、れいわ新選組と日本共産党の最大の違いは、れいわ新選組は「民主集中制」を今後も採用しないと決めていることです。日本共産党の党運営をことさら批判するつもりはありませんが、日本共産党が採用する「民主集中制」は、組織の結束という点ではメリットはあるものの、自由闊達(かったつ)な党内での議論を阻み、党内に硬直的で排他(はいた)的な「党内官僚制」を産むものだと考えています。

「民主集中制」とはいったい何でしょうか。正確には「民主主義的中央集権制」と呼ばれる党運営の手法です。これを組織の方針として確立させたのは、ロシア革命の指導者であるレーニンです。簡単にいえば「民主集中制」とは、党中央の決定した方針に下部組織や党員が全面的に従う「上位下達(じょういかたつ)」のシステムであり、これを採用する以上、「党首選挙」「代表選挙」は党内での分派や派閥争いを禁止するという考え方により、実施されません。

 日本共産党が歴史と伝統のある政党でありながら、現在、党首(代表)選挙が一切実行されない理由は、この「民主集中制」を採用しているからです。前述したように、「民主集中制」は駆け出しの政党が強力に結束する際には合理的なシステムですが、党が拡大の時期にある場合は、必ずしも有効ではありません。なぜなら、議員や党員が増加すればするほど、様々な考え方や思想を持つ人が参加してくるからです。すべての思想が全く同じ人など世の中に居ません。よって党が拡大する時期にあっては、党首や代表を公選して、基本的な理念を共有することを前提としたうえで、多種多様な考え方や思想を持つ人が横断的に、話し合いと議論の中で決定していくほうが、あらゆる意味で良いのです。

 れいわ新選組が代表を公選することの意義は、「民主集中制を(今後も)採用しない」というはっきりとした決意であり、さらには私のような非議員の民間人が代表選挙に立候補することが、れいわ新選組が広く開かれた言論空間のもと、民主主義的な「議論とその結果による成熟」を大きく示す絶好の機会である、ととらえます。

<代表選挙における4大方針>
<方針>1.「NOを言い続ける”正統中道”政党」への脱皮―この国に真の”中道”を!

―”左派ポピュリズム”という不当評価からの脱却を目指します。

れいわ新選組は、正しいことは正しい、間違いは間違いと言い続ける姿勢を将来にわたって堅守します。ここで言う「中道」とは政治的な意味での右と左の中間ではありません。「政治的左右」を超越して、当たりまえの正論を言い続ける姿勢を指します。 よって主要支持者を政治的な中道保守層まで広く拡大することを目指します。この国に真の”中道”を実現しようではありませんか。具体的には、憲法問題、外交・安全保障政策等への更なる言及が必要でしょう―これは、これらの問題で「政治的右傾」の方向に舵を切ることを意味しません。もっと言及量を増やして、より体系化するべきだと言っているにすぎません。正論に共感してくれる市井の日本国民―。これが今後、れいわ新選組が目指す「巨大なターゲット」です。正論を言い続けれれば、必ず彼らはれいわ新選組の熱心な支持者になってくれるでしょう。中道という名の「ブルーオーシャン」が目の前に広がっているのです。

<方針>2.1)を踏まえて、西暦2029年までに、非自民連立政権に参画することを目指します

―今後予想される数次の国政選挙を踏まえ、党勢をさらに拡大させ、然るべきときに政策協定を結び、非自民の連立政権に参加します。

―非自民の連立政権に参加するにあたっては、十分に検討して政策協定を結んだうえで、「経済」「生活」に密着した重要閣僚ポストを最低でも「2」以上要求します。

・西暦2029年の意味…2021年に行われた衆議院議員選挙から起算して、その任期を2回経たもの―8年後、つまり2029年(衆院2期)を意味します。しかし衆議院ではふつう、その任期をまっとうせずその途中、つまり概ね2年~3年で解散となるため、実際の目標年限はそれ以前に前倒しされる可能性が高いといえます。

・オーストラリア緑の党の事例…オーストラリア連邦における緑の党は、1992年に結党し、2019年に国政レベルでは初めて連立政権に参加しました。この間、実に27年を要しました。小政党が連立政権に参画するまで四半世紀以上を要したのですが、このくらいの長期間、腰を据えた戦略的充電が必要な事例があったかも知れない、ということも念頭に置くべきだと思います。早急な政権奪取構想は現実的ではなく、まずは党勢の拡大を志向するべきであるのは言うまでもありません。

<方針>3.「自己責任論」「歴史修正主義」「ヘイトスピーチ」「野党への攻撃や揶揄」「民主主義や平和主義への冷笑」等にとりわけNOを示し、さらに断固として反撃していきます。

―非民主的な言動、自由で平等な社会を破壊する憎悪的言説とは、これに党として真っ向からさらに批判し、反撃していきます。

<方針>4.「山本太郎の個人商店」からの発展的進化―持続可能な党勢拡大方針…とくに参議院、地方議会での党勢拡大を目指します。

―れいわ新選組は、場合によっては「山本太郎個人商店」などと不当に貶められてきました。しかしながら、確かにそういった批判を真摯に検証すると、半分は正鵠(せいこく)を射ているといえます。山本太郎氏というカリスマこそが、れいわ新選組をここまでの勢力に拡大させた事実は誰も否定できないでしょう。

 しかし、いまは良いとしても今後はどうでしょうか?れいわ新選組が衆参で10、15、20議席…地方議会でも更に積み増していこうという局面の中で、山本太郎氏のカリスマと求心力だけに「おんぶにだっこ」的に頼ったまま、今後の党勢拡大は果たして本当に実現できるのだろうか?私たちは山本太郎氏のカリスマだけに甘えていればよいのか? そうではないでしょう。れいわ新選組は、この問題に正面からぶつかる時期に来ています。表現はともかく、「山本太郎個人商店」という評価から如何に脱却するか。これが大きなイシューとなっています。

 よって私は、「プレ選挙」で決まった共同代表制のもと集団での運営体制を採用した方が、山本太郎氏の物心両面での負担を減らすことができ、それが引いては与党への追及や党勢拡大についての余裕を産むことは明らかで、山本太郎氏のカリスマ性をさらに引き出すことにもつながると思うからです。 併せて、当然のことこれを踏まえたうえで、西暦2029年までに衆議院10議席、参議院10議席の合計20議席以上を獲得すること、地方議会に於いては公認・推薦候補計100人以上(概ね)の当選を目指します。山本太郎氏を支える「土壌」を十分に確立しなければなりませんし、その土壌は山本太郎氏というカリスマを控除してもなお光り輝くものでなければなりません。それほどまでに強くなければならないのではないでしょうか。

・参議院での拡大方針―参議院は解散がありませんので、少数政党にとって選挙戦略が立てやすく(または大選挙区があるため)、積極的な党勢拡大を目指すことができます。また、参議院で非自民の政党、すなわち野党が総じて過半数を安定的に制することは、いわゆる「ねじれ(ねじれ国会)」を生み出し、与党の政権運営を困難にさせ、与党による一方的な国会運営に歯止めをかけることができる、きわめて重要な意味を持ちます。過去には参議院での敗北が、内閣総辞職ににつながりました…(橋本龍太郎内閣、第一次安倍内閣など)。参議院での持続的な党勢拡大は、きわめて重要な党の戦略です。

1)2025年参議院選挙の方針→改選「2」を、かぎりなく「5」に近い議席獲得を目指します。
2)2028年参議院選挙の方針→改選「3」を、かぎりなく「6」に近い議席獲得を目指します。
西暦2029年の段階で、参議院におけるれいわ新選組の議席は「10」以上を目指します。

・地方議会における党勢拡大の展望…地方議会による地方自治は民主主義の根幹です。地方議会での党勢拡大は、党の「体力強化」にとって極めて重要な要素です。

1)都道府県議会における方針…現在2,598名(21年末、総務省)の都道府県議会議員定数に対して、西暦2029年までに「10ないし15議席以上」の公認・推薦候補の当選を目指します。
2)市町村議会における方針…現在29,425名(同)の市町村議会定数に対して、西暦2029年までに「(概ね)100議席以上」の公認・推薦候補の当選を目指します。
*都道府県、市町村議会における議員定数は条例で決定されるため、今後増減する可能性があります。

<党内の改良方針>
・統合宣伝戦略の重要性とその発展的推進―「れいわ新選組総合機関誌出版局」(仮称)の創設を検討します。―れいわ新選組の理論的支柱としての役割を果たします…各種の誤解や反論に抗する「司令塔」を新造します。

・党員の代表選挙における資格条件の改良…規約”(オーナーズ投票)第11条の2”の改定
→代表選挙における「オーナーズ」の票換算比率を現行の「国会議員数から1を控除したものの1/2」から「国会議員数から1を控除したものに0.8を掛ける(少数点以下切り捨て)」に改定して「オーナーズ」票の比重を高めます。「フレンズ」の換算比は原則据え置くこととしますが、なお十分に議論・研究します。

現行:国会議員数8の場合「8-1」=7×0.5=3.5
改定案:国会議員数8の場合「8-1」=7×0.8=5.6(小数点を切り捨て)→5.0
この場合、現行から約1.43倍の「オ―ナーズ票」の拡大になります。

例:国会議員数が10になった場合「10-1」=9×0.8=7.2(小数点を切り捨て)→7.0
この場合、現行から2倍の「オ―ナーズ票」の拡大になります。

…つまり国会議員数が増えれば増えるほど「オーナーズ」の票比重は拡大し、増加することになります。

<他の国政政党との関係方針>
・日本共産党、社会民主党、立憲民主党…各政策面で共通点がある場合は、大いに相互交流を深め、国政・地方選挙での選挙協力などを積極的に行っていきます。
・公明党…1999年10月の「自公連立以前の方向性」に戻るよう求めていきます。
・自由民主党、日本維新の会、国民民主党…批判的姿勢を維持します。